税務署もうなずく「相続税の税務調査」対応テクニック」(中央経済社)
編者:税理士法人チェスター
秋は税務調査の活発な時期です。
2017年に亡くなった約134万人のうち、財産が相続税の課税対象となったのは約11万2000人で対象は8.3%と、過去最高の結果となりました。
そのうち、相続税の調査がされたのは1万2576件で、申告漏れを指摘されたのは1万521件で実に83%となります。
調査が入れば、ほぼ追加で課税されるというのが実態です。
いったいどんな風に、調査が行われているのかが詳しく書かれているのが本書です。
相続手続カウンセラーとしては、必読の一冊です。
できれば調査には来てほしくないもの。
しかし来られた時には、しっかりと税理士に対応してもらわなくてはいけません。
税務調査に来られたことが無いという税理士事務所がたまにありますが、恐らく多めに納税をさせているのだろう・・・と本書を読んで感じました。
依頼者が一番心配される「税務調査の実態」をぜひ知っておいてください。